月に一度会いに来てくれる
可愛いお人形
 
 
もう半年くらいの
付き合いになるのかな?
 
 
この子は健気にいつも
 
あかねさんなら何をされても嬉しい
 
と言ってくれるの
 
 
お話の時間はいつも
長い髪を結んで遊んだり
 
猫っ毛を撫でたり
 
本当にあたしの好き勝手
 
 
 
この子はアナルが苦手
でもだからこそ他のことに
時間をかけられるの
 
今回はこの子だからしたい事を
前から考えていてそれを実行
 
 
 
目隠しをそっとして座らせ
後ろから抱きついた途端
 
物凄い熱量が伝わってきて
本当に愛おしくて
 
骨の髄まで食べ尽くしたい
って思っちゃったの
 
 
耳  首  鎖骨  脇腹  内腿
 
あらゆる所を甘噛みし
味わって行った
 
 
そしていたずらに首に腕を回す
 
この子は近くに来られることを
いい意味で拒むの
 
なぜなら
一線を超えたくなってしまうから
 
 
それが分かってて
そして超えてこないことも知ってる
 
ただその困ってる姿が見たくて
ついやってしまうの
 
 
そしてこの子があたしと遊んで
行くにつれて見つけた性癖
 
首絞め
 
あたしの手の中に生命があって
それをどうするかは
私に委ねられてて
 
頸動脈を流れる血液が
力を少し入れるだけで制限されて…
 
書いている今も
興奮が抑えられない
 
 
 
そのまま手をそっと外し離れる
 
あたしが近くにいない時間
 
でも同じ空間には確かに居る時間
 
 
どんなことを頭で考えてるの?
 
寂しい?苦しい?近くに来て欲しい?
 
なんて言葉なき言葉を
投げ続ける
 
 
無≠無
 
無=有
 
無言にはなにか意味がある
 
あたしは
相手の呼吸を感じたり
少しの筋肉の動きを見とったり
 
繊細な時間を楽しむ時間だと思ってる
 
君は無言は無意味と捉える?
 
 
 
無を楽しんだあとは
 
いきなり急接近しベッドに押し倒す
 
目隠しを外し
あたしの顔を見させる間を与えず
顔を踏む
 
足の下には潰れた顔があって
でもとても幸せそうで
心地よさそうで
 
きっとあたしも笑っていたと思う
 
 
そしてそのまま首に行き
足の親指で頸動脈を探し
軽く圧をかける
 
あとから聞いた話
頸動脈の位置がドンピシャで
驚いていたらしい笑
 
この子も
足では流石に出来ないだろう
と思っていたみたい
 
 
 
そしてここからが甘い時間
身体に寄り添い頭を撫でると
 
抱き締めたいです…
 
正直言わないでしてくる
子の方が多い
 
でもそっちが正しいと思う
対価と引替えに行為に及ぶのだから
 
ルールの範囲内なら
許可を得る必要が無いし
 
身体の関係なのだから
求めるのは当然
 
 
でもこういう一言があるだけで
こちらの思いが変わってくるのも事実
 
 
この子はあかねという存在を
本当にいつもたててくれて
 
僕なんかがあかねさんに
気安く触れてはいけない
 
と健気にいつも1歩後に
下がった物腰で接してくれるの
 
 
あたしはそうしろとは言っていないし
もっとみんなみたいに
求めてもいいんじゃないかな?
 
と思うくらい
 
でもそういう子だからこそ
 
ルールの範囲内ならあたしの
出来ることはなんでもしてあげたい
 
 
 
だから
 
抱きついていいんだよ?
 
と許可
 
その子は戸惑いながらも
あたしを強く噛み締めるように
感じ抱きしめたの
 
でもその子が行為に
及んだのはその1度だけ
 
つけあがることも無く
その1度の貴重さを
大切にしてくれたの
 
 
そんな健気さが本当に可愛くて
 
最後の瞬間
 
顔を太ももで圧迫しながら
 
空いている手を
その子の手に添えて繋いだの
 
 
なんでそんなに優しいんですか…?
 
と顔を赤らめながら
すごく嬉しそうで
 
でも戸惑いももちろんあって
 
 
そんな姿がさらに可愛くて
 
絡むその子の指を
甘噛みしながら
 
視線を交わしてイカせたの
 
 
 
あたしのしたいことをぶつけた日
 
あたしの好きなように弄んだ日
 
 
 
可愛いからこそ乱したい
 
愛おしいからこそ壊したい
 
 
 
あたしが歪んでるからこそ
 
君も歪んじゃうのかな?